maxellスピーカー

 

蝶ダンパーはちょっとお休み。maxellのスピーカーの話。

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ハードオフで500円で入手。音は素直だが音量が上がらない。今回故あって分解。

f:id:bcoil-temaki:20200705205740j:image外は白いプラ。中は黒いしっかりした黒いプラ。ラジカセとは全く作りが違う。

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スピーカーの外枠の保持にはソフトなシールが貼ってある。白いテープ?。

細かなところまで行き届いてる。

 

ディレクションタイムドメインが関わっているとか。スピーカーそのものも素直。

 

 

蝶ダンパー改良へ

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バージョン2です。ビビり対策を主にデザイン変更。

ポリカで2ミリ。ストローク長はやや減少。

細くて厚い仕様です。もうこのくらいスカスカになると、パーツを張り合わせた方が早い感じですが、これは切り抜いて作ったものです。

 

コルゲーションダンパーに重りを乗せて沈み込む数値を測定しました。200gで2ミリだったかな。それに近づけてるように削ると、4ミリ幅程度になりました。

 

まだ完成していません。週末には音が出せるでしょうか。

DDDS5問題点

前回自画自賛しましたが、欠点が見えてきました。そりゃそうだよね。いきなりパーフェクトな音が出るはずもない。

でも、恐ろしく魅了的な音であるのは間違いない。

 

f:id:bcoil-temaki:20200520234332j:image蝶ダンパーがビリつくのです。

バイオリンの重音で顕著。コントラバスでもビビってるようだが、指板に当たっている音かと見逃してしまう。

 

1ミリのポリカでは柔らか過ぎたか。

脇から観察すると形状にも問題ありそう。

中央から伸びる腕が長過ぎてその部分で振動してしまっている感じ。

 

対策としては、

①  腕を短く

②  厚く細く

の方向。

DDDS5 改造スピーカー試聴

とんでもない音が出た。これまで何をやっていたのだろう。素人の私がやすりがけで仕上げた、それも試作版で圧倒的な結果が出たのだ。

8項目の改造だが、蝶ダンパー以外は体験してきたことなので、蝶ダンパーが圧倒的な違いをもたらしたとしか思えない。

 

情報量が多い、空気感も伝わる、立ち上がりの早い音、そして何故か低音もたっぷり。こんな歌い方してたんだ、こんな演奏してたんだ、ここでコーラスがかぶさっていたのか。次々と演奏の謎が解かれていく。

 

スピーカーを中心に半径15センチの玉が出来て、そこだけ録音時の空間とつながっている、そんな感じ。

今、誰かが部屋に入ってきたら生演奏と勘違いするだろう。

 

 

 

 

DDDS5 改造まとめ

①  鹿革エッジ

②  ショートボイスコイル

DDDSはツインコイルという形式なのでそれを手前のみにした。

③  ショートネック

④  フレームの肉抜き

⑤  錦糸線の排除

⑥  マグネットを押さえていたアルミパーツとビスを取り除く

⑦  蝶ダンパー採用

こんなところですね。

あとやれることは一つ二つしか残ってないです。現状でのベスト。

DDDS5 追記

f:id:bcoil-temaki:20200506024225j:image透明ポリカの周辺に接着されている木材はボイスコイル位置の調整用です。

フレームを短くしたのは学生の頃、30年は前のこと。当然ら今回の改造までは見越していない。足した木材の厚さは9ミリ。

 


f:id:bcoil-temaki:20200506024237j:image木材接着の様子。

エポキシ塗布後指で押さえ、センターをだいたい合わせ、写真の状態で放置。

センターはフレームとの接着の際に調整可能なのでこの時はだいたいで良い。

 


f:id:bcoil-temaki:20200506024232j:image穴が開いていて、ボイスコイルをかわせるようになっている。

DDDS5のフレーム肉抜き

f:id:bcoil-temaki:20200506023114j:imageフレームは後半に音抜けが良いように肉抜きしている。金属用ヤスリでガリガリやれば削れる。

削ってみてわかったことだが、ただのプラフレームではない。鉄の粉が混ぜ込まれている。

磁石とボイスコイルから発生する交流磁界を受け止め、さらに「うず電流」を発生しないためではないかと考える。

 

 


f:id:bcoil-temaki:20200506023109j:imageこちらも肉抜きしているが、ショートネックしていないバージョンなので、ダンパーの位置はそのまま。

 


f:id:bcoil-temaki:20200506023217j:imageこれが肉抜きされていない製品の状態。(エッジは鹿革に張り替えてあるが)